物件の買い方

  3-6.契約

ここで売主様買主様が初めて実際にご対面します。
(内覧の際に会っている場合もあります)
宅地建物取引士が重要事項説明書を、担当さんが契約書の内容をそれぞれ説明します。
売主様買主様双方がご理解いただいた上で、それぞれ契約書類に署名押印します。

これで契約が成立しました。
ここまで来れば権利は確定です。
よほどのことがない限り、その物件はあなたのものになります。
ただしここから先は、「やっぱやめた」の際には違約金等の費用が発生します。
(実際にはローン特約等ありますが、このへんは直接お会いした際にご説明します。)

さあ、この契約書のコピーを持って融資を受ける金融機関に行きましょう。

  3-7.融資本審査

「あれ?銀行の審査ってもうやったんじゃないの?」

確かにやりました。
でもあれは【事前】審査ですよね。

住宅ローンの審査は、本来は契約後でないと受けることが出来ません。
金融機関は、物件の購入を前提に審査をするからです。
しかし買うほうからしたらどうでしょう。
買えるか買えないかわからないのに契約なんぞ怖くて出来ませんよね。
このために用意されているのが事前審査制度なのです。
「一度ざっくり見てみましょう」というものですね。
とはいえ、ネット系の銀行を除いて、本審査でひっくり返ることはほぼありません。
しかし、事前審査の時と状況があまりにも変わっていたら話は別です。

転職
ローンで自動車を購入
携帯電話の機種変更(ローン扱いになる場合があります)

等は、不動産を買ってから(決済が終了してから)にして下さいね。

本審査では、金融機関に提出する書類が増えます。
住民票や所得証明など、必要書類は金融機関によって違います。
ローン特約の期間中に結果が出るように、契約後は速やかに本審査の申し込みをして下さい。

  3-8.金銭消費貸借契約の締結

本審査通過後に、金融機関との間で金銭消費貸借契約(いわゆる金消契約)を締結します。
いわゆるお金を借りるための契約です。
ここで同時に抵当権設定契約も締結します。
購入する物件に金融機関が担保をつける契約です。

ここまでくればあと一息!

3-9.決済・引渡し